第6回撮影会

場所:東京都都電荒川線
日時:2017年10月21日(土)
参加者:8名


参加者誰もが中止と願う中、幹事の独断で催行となった雨の中の撮影会。でも集まったメンバーの雨対策は、流石と言えるほど完璧でした。

三ノ輪橋駅前で集合写真の準備をしていると、「雨の中、よくやるねえ」と笑顔で乗降客から話かけられました。
「励ましの言葉?」と素直に受け入れ、約40分の三ノ輪橋駅周辺の撮影を開始。雨を避けてアーケードに移動するメンバーが多いかと思いきや、皆さん雨をもろともせず、都電とバラに挑んでいました。「雨の中こそ良い写真が撮れる」という信念に脱帽。

しかし、すぐそばで謎の中国人モデル風美女集団もこの雨の中、撮影を楽しんでいるので負けてはいられない気分で意気が上がりました。(余談ですが、この後、集団から話しかけられ、暫し日中友好交流?とも言える会話ができました。)

この秋の長引く悪天候のためか、沿線のバラの開花も一時お休みしているようで、ぱっと咲いている花が少ない状況でした。(例年なら一番の見頃を迎えていたはず)

そんな中、前日の下見で比較的開花状況の良かった荒川二丁目方面へ移動。踏切、バラ、カーブを走る車両が全て入るポイントで暫し撮影。
突然、都電の運転手から「線路に近づかないで!!」と警告を受ける。「都電から声がでるなんて?」とまず驚きの声が上がる。でも「ダメダメ、いけません!」「安全第一です」と確認の後、撮影再開。

「高い所から都電を撮影したい」というご要望に応え、荒川自然公園入口の高台へ移動。「エレベータを使った方が楽です」と紹介したにもかかわらず、幹事以外は自力で長い坂を上っていく逞しさ。皆さん元気でした。ここまで、休憩なしで撮影を続けたため、荒川車庫前まで移動して動体保存されている都電車両内で暫し時間を取りました。

荒川車庫の立ち入り禁止看板のある前、ギリギリの場所から撮影再開。
停車中の車両2台の赤いランプに注目。濡れた線路や路面に反射してとても綺麗でした。

前半最後の撮影ポイント、荒川遊園地前駅へ長く続く柵にからまるバラと都電を撮影。
雨足が早くなってきたので、もう切り上げようかと思いきや「もう1回通過する電車を撮りたい」と意欲ある声が上がり、猛然と立ち向かいました。「もうお腹いっぱい」と思うまで撮り切り、第二部の夜景を目指して王子駅方面へ移動。

王子駅前でティータイム。
やがて雨足が緩んできたので、第二部の撮影開始。
ここで、素晴らしいプレゼントがありました。
濡れた路面に車両のランプが反射し、幻想的な光になってファインダーに届けられたのでした。
「美しい!!」ここでカメラマン魂が再燃。
「雨の最大の恵み」と残された時間で撮りまくりました。
「今日は頑張った甲斐があった」と会心の笑みを浮かべながら懇親会場へ移動。

約1万歩の雨中撮影会でした。

撮影箇所
(1)三ノ輪橋駅周辺:駅舎前バラと都電、里見稲荷、ジョイフル三ノ輪商店街ほか
(2)荒川区役所駅周辺:踏切からカーブ線路を走る都電、浄水場脇から直線路の都電
(3)荒川二丁目前:駅前のバラ園と都電、荒川自然公園から見下げる都電  
(4)荒川車庫:車庫前に停車中の都電車両 2両
(5)王子駅前(夜景):陸橋から王子駅停車中の都電車両、JR線との絡み、飛鳥山公園脇を上がる都電、下る都電、飛鳥山方面から王子駅へ曲がる都電車両